4.0
1〜3話。何回も読み返した強烈な話。
今日もあの子がやってくる〜ネグレクトボーイ〜を読みました。
1〜3話。ネタバレ感想ご注意ください。
レビュー書き直しました。何回も読み返した強烈な話。
ネグレクトの新一年生の男の子が、入学式当日に、早速、主人公の家に来て、
その後、家に毎日来るようになって困った話です。
母親も顔がそっくり。母親の話は、おまけ。
話の本筋は、関口浩太くんに振り回されて困ったまゆみさんの話でしょう。
浩太くんが家に一人でいるのは寂しく、優しくしてくれるまゆみさんに懐くのは、わかる。
まゆみさんが、嫌って怒ったのも、わかる。
母親の影響もあるだろうけど、小学一年生の子でも気は使う。子供に言うのは酷だけど、、
話を読んで、違和感やイライラした方は多いのでは。
浩太くんは、素直でブレがない。入学式の帰りにそのままついて行って、早速遊びに来たのも中々の個性だけど、
毎日来たらな〜。
まゆみさんの息子は、「あいつ、やだ」と早々に嫌いました。
わかる。
浩太くんには、悪気は全然無いんだよな。
社交辞令でいらっしゃいを真に受けただけで。
まゆみさんみたいに、優しい人は珍しかったのか、浩太くん安心して素を出してました。
母親の事情で結局すぐ転校しましたが、
浩太くん、学年が進むにつれ、浮いていくんじゃないか。嫌う子は嫌う。
私は環境だけで、なく自身の個性もまわりから浮く原因と思います。
「生活保護もらえないから働かない。だから浩太には正しい父親が必要なの。」しかも何股も。
トンデモ母でも子供の事を愛してるのは、わかるけど、浩太くんが、この母親の元で生きていくすべや価値観を見につけるとはとても思えず。このまま高学年になると浩太くんが困る。
子供同士の社会に
浩太くんが入って、他の子たちと渡り合って行けるよう見守ってあげるのが、親の努めだと私は思いました。
浩太くんはママの事が好き。他人では限界があります。
今作品は、クセになるほど、イライラします。
論点がすり変わるから、釈然としないモヤモヤが残る。
それくらい藤田素子先生の今作品の表現が上手い。
これ実際の話でしょう。
惹き込まれ読み返す漫画は中々ありませんが、今作品は何回も読みました。
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今日もあの子がやってくる~ネグレクトボーイ~