5.0
文句無しの5つ星。
戦国時代の話なのに
とても新鮮です。
それは
この時代を書く上で
これまでとは違う目線で
描いているからだと思います。
作中で
傾奇者で有名な武将が
ちらっと出てきて言います。
「カブくっていうのは
世の中を傾けて見てみるってこと
正攻法では見えないものが見えてくる」
なんといっても
この時代は武士の時代
でも主人公は武士の立場に
収まっていない。
武士の時代に
武士とは違う目線…
主人公は傾奇者の
素質があるんですね。
信長、秀吉、家康と
天下人が変わるたびに
時代や価値観が変わる中で
公家にも武家にも属さず
彼らとの共存により
身を立てて自由に生きる…
結構すごい作品だと思います。
戦国時代をよく知る人にも
オススメできる作品です。
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イシュタルの娘~小野於通伝~