悪ワルキューレさんの投稿一覧

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1 - 2件目/全2件
  1. 評価:1.000 1.0

    ヘイト稼ぎ不自然、軽薄なキャラが多すぎる

    端的に言うと、民間会社が「殺益」と称して、社会(というより周囲)に多大な恨み、迷惑、嫌がらせをもたらす人を○して解決(?)するというお話。
    流行りの復讐系の漫画の一つだが、同じ先生の作品の「クズ人間治療します」が悪者を善者に治療して発展性があるのに対し、こちらは更生の余地なしと民間会社が独自に断定して個人に私刑を加えるという両極端な展開。まあ、○すことによってカタルシス効果を図ったのかもしれないが。

    率直に言えば、面白くない。憎まれ役のヘイト稼ぎがわざとらしいくらいにあまりにも不自然。あまりに酷すぎて、普通は通報する事案が多い。無理に○さないとならない状況に持っていっているように見える。
    警察は頼りにならないからって「殺益」申請をお気軽に出そうとするキャラたちも軽薄に見えて、全然共感できない。もうあいつは○さないと気が済まないという申請者たちの鬼の本性が現れて、二重にも三重にもドン引き。法律なんてそっちのけの狂気の発想をする人があまりに多い世界で、見ているこっちが気分が悪くなる。

    殺益執行隊も大概で、国家権力を無視して人の生死を握っている輩が、どうしてあんなにヘラヘラしているのか。ニヤニヤしながら飴を舐める奴、笑いながらカメラで最期を撮って申請者に見せる奴、憎まれ役よりも彼らが嫌い。

    そのようなわけで、憎まれ役が退場しても見ているこちらは全然カタルシスなど得られないのであった。これは人に勧められない。

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  2. 評価:5.000 5.0

    女神『ワルキューレ』が誕生する秘話

    若き女神(名前は不明)が、戦乙女『ワルキューレ』となったきっかけを描いたお話です。

    さて、この主人公はナムコ(現:バンダイナムコ)が生み出してきたゲームキャラの中で、とても人気があります。後述しますが、ワルキューレシリーズは2025年現在、途絶えている状態です。しかし、それを抜きにしても人気そのものは健在であり、バンダイナムコの作品に時々ゲストとして登場しています。
    今作は、原作のデザインを担当された冨士宏先生が自ら手がけたコミカライズであり、ファンにはたまらない作品です。もちろん、原作を知らない読者さんにも読んでもらえると幸いです。

    気になる点としては、コミックが全2巻なので駆け足気味で、起承転結が分かりにくいとは思いました。また、黒い女神以外のサブキャラの活躍が地味かな....特に登場する女性教授がほぼ説明役に終始していて、愛着が湧きにくくなってるのは頂けないかと。

    それらを含めてもワルキューレが連載されたことには、最大級の評価をしたいと思います。


    ↓以下は余談を含めたシリーズの説明です。

    元ネタを知らない人のために補足しておきますと、イラストに載っているワルキューレは、元々ナムコ(現:バンダイナムコ)が1986年に発売したアクションRPGゲーム、「ワルキューレの冒険 時の鍵伝説」の主人公として初登場を飾りました。
    1989年には、アーケード向けに「ワルキューレの伝説」がリリースされ、可愛らしいデザインと良質なゲーム音楽も加わって、シリーズの人気は絶頂期を迎えます。ワルキューレはナムコでもトップクラスの圧倒的な大人気キャラでした。その後の立ち回り次第で、「ゼ○ダの伝説」に比肩する作品となっていても不思議では無かったでしょう。

    ところがその後のナムコは、ワルキューレ以外のサブキャラに重点を移すスピンオフ作品ばかりリリースしてしまいます。96年のローザの冒険に至っては、PCでしか遊べないデジタルコミックという扱いでした。ワルキューレを上手く活かせなかった挙句、対応ハードもマイナーだったことが災いしてか、以後人気が低迷することになったのです。2007年、2009年に「ワルキューレの栄光」という続編が久々に発売されましたが、ガラケーの携帯しか遊べないという代物でした。

    何故同じことを繰り返すのか、ワルキューレというキャラが完成度が高いだけに残念です。

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