5.0
好きなシーン
漫画を読んでいて、ここ好き!!という場面を考えろと言われれば、決められない事が多い私ですが、この漫画だけは違います。
そのシーンは、
25話で、従者が口に怪我をして、主人公が初めて怪我の傷痕がクッキリと残った従者に対面するシーンなのですが…
従者が怪我をした理由が、敵対する人物によってやられた怪我だという事を知ったシーンで、主人公は…
「素敵。私に相応しい顔になったわね。」と言うんです。
それに、そこでは終わらず、
「お似合いよ。気に入ったわ。」と、頬にキスまでしてしまうんです。
流石に、興奮してしまいますよね。
しかも、また良いのが、
その主人公の反応に対して、いつも表情が変わらず、笑うことなんてない従者が、
「ふ…」と嬉しそうに笑うんです。
いい意味で、鳥肌というか、狂っている感じをここまで引き出させる作者さんに、ゾワっときてしまったシーンでした。
1番驚いた理由は、人としても、悪女としても、予想外の反応に本当に驚いたからだと思います。
だって、普通の人は、怒ったり、悲しんだり。
悪女なら、怒ったり、相手にやり返すと言ったり。
でも、この主人公は本当に狂ってしまったんだ…とこのシーンでしっかりと分かるんです。
「狂う」という状態が、どのようなモノなのか、このシーンで分からされます。
まあ、その後、従者がどうなったのかというと、
従者は怪我の傷痕を、
犬がつけるような「口輪」で隠して、従者ではなく、主人公の「犬」として、側にいることを許されるんです。
まぁ、"犬として側にいる"と明言されたのは、王様が、従者に嫉妬して、クビにするように言ったため、主人公が従者ではなく、「犬だ」と明言するんですよね〜()
その時も、クビにされなかった事に、密かに口輪をしながら、笑顔になっている従者さんが可愛くて、お気に入りのキャラクターです。
この2人は、恋愛ではなく、"主人と従者"という
関係で1番好きなお二人です。
ぜひ、皆さんも1話から見てみてください。
本当にゾワっとした感覚を味わえますよ。
p,s 長々とした文を読んでいただきありがとうございました。
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お求めいただいた暴君陛下の悪女です(コミック)