4.0
作者の自伝的作品
青春時代の、若さゆえの身勝手さ。
恥ずかしくて情けない話、人を裏切ってしまった辛い話を、エンタメとしてしっかり描き切っているのがスゴイ。
序盤のコメディタッチの語り口から、後半の胸を突かれるような切ない話へシームレスにつながっているので、楽しく読んでいるうちにいつの間にか、読者も自分の青春のほろ苦さを思い出してしまう。
東村先生の作品で一番好きです。
-
0
かくかくしかじか