5.0
凄く引き込まれてグッとくる
無料チャージを待ちながらゆっくり読もうと思っていたのに、グッと引き込まれて一気に完結まで購入(笑)
思春期の感情と成人してからの感情、それぞれ違うのに、再開してから徐々に同調されていくところと、場面場面の人物の感情表現が本当にリアル。
大河が優希に数分数時間だけ会いにいく場面。
私自身現在アラフィフで今の主人とは学生の頃からの付き合いで結婚しました。
独身時代に遠距離をしていて、主人がよく、数分、数時間でも会いにいくからとよく言ってましたが、当時の私には無駄な時間(お互い仕事で疲れているから休息しようと思う感情が私は優っていた)だと思い、幾度となく主人に大丈夫だよ。また来週にしようと伝えていました。
時が経ち、こうやって間接的にその場面に出くわすと、なんだかハッとさせられる思いでした。
心も身体も通じ合った後、大河の作ったラーメンを食している場面で、お互い学生の時の卵の塩梅を各々の好みを真似ていたところが個人的にすごく胸が熱くなりました。好みが相手の好きな塩梅にお互い変わったと確信した時の沈黙。
あれそこ最大の愛の確信に触れたように思いました。
良いですね。本当に。
こういったストーリーまた期待したいです。
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今は、黎明なだけ