4.0
理不尽な目に遭い悪役令嬢のレッテルを貼られ断罪される令嬢を皇女クローディアが救っていくお話…と言えばいいのでしょうか
最初は自分の地位を振りかざした勧善懲悪的なお話だと思っていました
ただ目の前で断罪されようとしている令嬢たちを救うわけではなく、しっかり自分と帝国に利益があるように根回ししたりと強かな面もあります
もちろん交渉相手となる王国側にも損がない内容で取引を行います
そこがただの正義のヒロインというわけではなく、しっかりと帝国皇女としての役割を果たしていて好きです
またメインのストーリーとは別に、従者であるベリルとの関係も気になるところ…好意のようなものを感じるのですが、自分たちの立場と役割、帝国の損得勘定に長けたこの人たちが主従で恋愛とかしないだろうし…と考えてしまいます
高飛車と言いますがデレるときはデレるのでそこも可愛らしくて好きです
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高飛車皇女は黙ってない