5.0
励まされた。
絵も違和感ないですしストーリーの進み方もテンポ感が良く読みやすかったです。
重要なところでの緩急が丁寧で主人公が惚れ顔になるシーンは思わず見入りました。
デジタルでの拝読でしたので、紙媒体でのコマ割りがどのように施されてるのか気になります。
本編について、主人公の選択に、そのまっすぐさに、私自身と重なって、そういう生き方もいいんだと示されたように感じました。
この作品は"吉原"(だったっけ?)という隔離されたようなエリアこそ設定であり非現実ですが、度の行き過ぎた依存を求むような人は主人公が水商売の渦中だからというわけでもなく、わりと身近にいます。ネットを開けばそのような人と出会うのは容易いですし、またその依存先としてその気を向けられることは同性でも異性でも、これもまたありふれたことでしょう。
ではその人たちが依存する・される関係にどのように折り合いをつけ、依存先を求めてしまう自他を癒し、次へと進み続けるのか。
孤独といえどその存在に価値観を、その本人たちが無自覚のうちで周りから見出されて、その期待と見守る周囲の存在の温かさが、遊女を逞しく魅せる。
そんな彼ら彼女らに私は惹かれました。
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十億のアレ。~吉原いちの花魁~