5.0
買って損なし全力推奨
数話無料で読んで待てずに数千円課金して一気に最後まで読みました
泣きっぱなしのエピソードばかりで目が腫れるくらい刺さった(;;)
処刑のくだり、これから首を跳ねられるにも関わらず敢えて罵りの言葉を吐き「そうされて当然の人間」だと思われるよう仕向け、怨嗟と業を背負って処されていった17歳の女の子
ウィルの「石を投げられる痛みも棒で殴られる痛みも知らず、無邪気に俺たちに見立てた人形の首を絞めて遊ぶ子供を見るたびに」という言葉
どれほど悔しく、どれほどの無念であったか
愛する人を処刑台に送らねばなかなかったガイドの胸中、落とされた首を拾い、ひっそりと埋葬した際の胸中
シャーリーを殺してまで成し遂げたかった領地の平和、餓えることのない明日
絶対に立ち止まることは許されない
犠牲にした命が、奪った命があるのだから
自責や後悔、懺悔、祈り
そういったものが痛いほど伝わってずっと泣きながら読んでました
作者さんの使われる言葉の一つ一つも、本当によく言葉を調べられているなと関心しました
凄く好きな作品です、全力で推します
-
0
狼領主のお嬢様