ラストのスウェンに意識が行きがちだが、アリアンの設定がとても秀逸。
ルーアとの対比、性格との合致、主人公にとって一番厄介になるように設定されており、少女漫画というより少年漫画の展開で上手く出来ていると思う。
急いで読み直したが、アリアンがメアリー(ガロットに告発したメイド)に、「自己治癒で治るでしょ」的な台詞があり、あれは自分なら治せるからこそ出た台詞だと今ならわかる。人の痛みをアリーが理解できないのも、今話を読めば頷ける。
本当に考え抜かれた設定とシナリオで、最後が楽しみです。
引き続き応援しております。
-
16
傷だらけ聖女より報復をこめて
122話
122話「アリアンの秘密」