5.0
高校生ふみちゃんと小説家暁先生の恋愛ストーリーなんですが非常に細かく作られています。読み返して何度見てもいい。ストーリーにブレがないし暁先生の子供の頃の記憶の回想のところが前に出てきたアレかとかきつねうどんのくだりとか伏見稲荷の父さんとの思い出、ふみちゃんと暁先生のお父さんのまとう空気感が似てるっていうあたりのくだりやらいろんなところでいろいろ出てきます。前半はちょっとずつ、後半はお母さんとのくだりで一気に爆発して出てきます。
暁先生と付き合うようになってからのも暁先生の一言一言がやけに刺さります。
畝田さんが出てきてからの盛り上がりがサイコーです。途中桂さんも出てきてふみちゃんと暁先生の関係をよく理解しているのもステキでした。そしてそんな桂さんと一緒にいたのが暁先生にフラれた後に出てきます。書店にいた人、ワンカットだけ出てきます。そういうのもちゃんと考えられててすっごくいいです。
謝恩パーティーでの開催者との話、ふみちゃんと向き合ってからの自分の変化をちゃんと言葉にして説明できるところ流石。もう読んでる方が泣けてきちゃう!
畝田さんの告白でやっとふみちゃんのこと傷つけてたのは自分だって…またまたそこもカッコ良き!
それからはふみちゃん探して…
見つけてからももうふみちゃんの言葉もいいしちょっとプロポーズ?みたいな感じ。でそれに応える暁も、もう2人は長年連れ添った夫婦みたいな感じ。
ふみの前では優しい暁です。
暁がふみちゃんのことを話すとこ、前半の押し入れに隠れて扉を開けて見つかったら正直に話す、って言うとこと結びついてる。あの事がなかったら暁先生の心は開かれなかったかもしれないね。
後半はゴールへと向かう感じでいい感じに盛り上がっていきます。
全部書きたいけどこのあたりでやめておきます。
みんながハッピーエンドになれるとっても良きストーリーでした‼︎
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椿町ロンリープラネット