3.0
いい娘なのに
赤毛の魔女であることを差し引いたって何でこんな働き者で態度のいい同僚にあんな意地悪したんだろう。
仕事っぷりを評価しない上に濡れ衣まで着せられて突然クビに。
住み込みで働いていたので「今すぐ追い出されたくなければ、季節外れの木の実をこの籠一杯摘んで来い」と無茶な条件を出されひとり冬の山へ。絶対に無理な悪条件。
そこで遭難しかけたところを助けてくれた男性が、薬師かないやお医者様かなあれでも領主様?いいえ実は王子様!というシンデレラストーリー。
同情や一目惚れなどではなく、彼女の知識や技能を見た上でスカウトしてくれるのが気持ちいい。
手当を受け体調も回復し、王立研究所に職を得て、偽装婚約に協力する事に。
このヒロインは本当に有能で気立てが良く、目標に向かって一途に取り組むので安心して読めます。
絵柄も懐かしく優しい感じで、魔女や魔法薬の存在するファンタジーに合っていると思います。
-
0
「赤毛の役立たず」とクビになった魔力なしの魔女ですが、「薬草の知識がハンパない!」と王立研究所に即採用されました。