4.0
後味が良くない作品ですが…
主人公を始めとする様々な人間の持つ狂気や哀しさ,そして「どうにもならない」と言う諦観に似た感情が作品の根底に流れていて,ついつい,次の巻に進んでしまう。
どうなりたいのか?どうなって欲しいのか?
主人公の問いが読んでる者にも投げかけられているようで,読みながら自身に問いかけてしまう作品である。
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36937位 ?
主人公を始めとする様々な人間の持つ狂気や哀しさ,そして「どうにもならない」と言う諦観に似た感情が作品の根底に流れていて,ついつい,次の巻に進んでしまう。
どうなりたいのか?どうなって欲しいのか?
主人公の問いが読んでる者にも投げかけられているようで,読みながら自身に問いかけてしまう作品である。
亡くなった両親の学生時代からの親友に育てられることになった二人の姉妹。姉の藍は14歳…それから6年が経ち20歳になった藍を一人の女性として意識する親友…。うーん,6年間育てられて,しかも,18歳も歳上で、更に亡くなった父親の親友、と言う設定で本当に恋愛感情が生まれるのか?なかなか微妙な感じはするが,それ以外のミステリアスな友人関係やら何やらの伏線が見え隠れしているので,今後の展開がちょっと楽しみ。
主人公の歪んだ正義感は、既に幼少期に芽生えていた。そんなエピソードを読むと,実際に起きた痛ましい事件を彷彿としてしまう。
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~