5.0
作者さんありがとう
予想を外れて一気に最新話まで読みふけり、おまけに三巡ぐらいした。設定自体はあるあるだけど、細部の描写に作者の感受性が溢れている、それが痺れるところだ。例えば秋の到来を、学校ならではのプラタナスの葉が枯れ落ちた絵で表現する、、、昭和生まれの自分にはメチャクチャ刺さる。また、心情の描写も実に見事で、葉流火が魔球を体得する下りは圧巻の一言に尽きる。ただし、大テーマはやはり、心の暗部といかに向き合うのか、という事だと受け取るので、同じテーマを扱っても頓挫した、と感じる作品が多々ある中、この物語がどのように着地するのか、、、そこが一番、興味深い。
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忘却バッテリー