5.0
よく読まないと
きちんと読まないとわけがわからない感じですが、
理解すると割とこの世界の設定がしっかりしてて(独特の設定が多い)とても面白いです。
場面が飛びはしますが話は繋がっています。
ユミは、状況と自分の立場と役割を理解すると、
それに対応して王太女として民のために尽力しようとする中で、
現代人が持っている知識を所々活用するのですが、
ゲームの中、っていう設定は確かにあまり意味がないかなと思いました。
ハラハラする無謀な行動もとりますが、
無鉄砲な感じではありますがわけがわからない感じではないです。
行動力があるのとちょっと抑えが効かないところがあるという感じです。
日本語のニュアンスがおかしな時もたまにありますが、
英語版を読んでみましたが
ユーモアのある表現の時には特に、とても上手に訳されていて面白いです。
(ユミに目隠しをして話すシーンなどは日本語の方が断然面白かったです)
カシドさんがかっこよくてとても好きです。
遊び人のように見えて、とても誠実で、
竜族の大いなる旗印として暗躍していたのが
大望の実現が目の前に迫っていくにつれて彼の抱えている想いの中に
どんどんユミの存在が大きくなっていくところが素敵です。
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