5.0
短いなかに味のあるドラマがありました
このエッセイに酷評を付ける気持ちはよくわからないと思いました。あまり考察をしようとははなから考えていない人、ストーリーから直感的に好きじゃないという人だと思います。
心のすれ違いを繊細に柔らかく描いていていると思います。
誰かの感じた思いを、その行動と自分から見た都合で判断して是非を問いたくないなと思いました。
奥さんの側の気持ちもわかり、お父さんの側の気持ちもわかりました。
他人の子は所詮他人の子でしょという人は対岸の火事にしていられるからそうなのであって
自分にできることならば少しでも何かしたいと感じたお父さんのような人がいないと救われない人もいると思いました。
できることならば、お父さんが感じたことを奥さんに伝えられることができてその上で相談や行動していたら、家族は壊れなくて済んだと思います。
奥さん側も臭い鍋に蓋をしてしまった点もお父さんの帰ってくる道を絶った、説明の機会を奪ったと思いました。
私は映画はこれまで洋画をメインに900本ほど観てきましたがなかなか味のあるストーリーだと感じました。
また、仕事は公務員をしているので目の前に困っている人が現に存在するという心苦しさも少し共感してしまいました(その人たちを救うために何をしてもいいとは思わないですが)。
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わたしは家族がわからない