5.0
興味本位で読み出したら、引き込まれて一気に読んでしまった。
作品に渦巻く、人間のどうしようもないほどの弱さと、これでもかというほどの強さ、その渦に私の心もぐちゃぐちゃに掻き回されてしまった。
限りなくノンフィクションに近いフィクションだと思うと、目を背けたく、手を止めたくなるけど、知らなきゃいけないと強く思った。
私達の立つ地にはどれだけの血と涙が染みているのだろうと思うと、今を生きる私達も信念を持ち、強く強く生きなければと思わせてくれた。
ちなみに、寝る前にはオススメしない。気持ちが高ぶって(もしくは酷く落ち込んで)しまうから(笑)
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親なるもの 断崖