5.0
意外と面白くてハマった
非情な人生後のタイムリープのループ
最近流行りのよくあるテーマ。
無料ギフト券を貰ったので、とりあえずギフト券分までは読んでみようかと思って読み始めたのですが、99回まで回避を試みても結末は変えられなかったヒロインの100回めの正直(笑) 他人の思考を読めるという特別な力を神様から(?)手に入れた彼女が、これからどんな風な展開で回避しようと思わなかった今世で偶然の重なりか何かで思わずも回避してしまうんだろうな、と先を勝手に予想しつつ、その予想の当たりハズレを少しだけワクワクしながら楽しく読んでしまいました。
ちょっと良かったのが、作者?編集者?いずれかの意図的な工夫?なのか、ただの無料分のみだと最後ヒロインが結局同じ事の繰り返しに近いストーリーラインに入っていきそうな感覚も若干あるのでそこで読みやめてしまいそうになる人も多いかなと思うのですが、無料ギフト券分の話数を読み進めると、皇太子がヒロインとどういう出会い方をして、どんな風に惹かれていったか、ヒロイン側からすれば出会った学生時代からずっと自分に対して特に無愛想にされ、殆ど相手にしてもらえてなかった様な印象が強くて愛されていないと感じていたものが実は、皇太子側からすれば徹底した帝王学に基づいて人格形成をなされてきたが故の自己表現下手、愛情表現下手なだけだったり…というすれ違い状況も描かれていて「あ、これなら100回目はヒロインの読心術とあいまって皇太子と心が通じるし、ヒロインの増幅された魔力も作用して、非情な人生の繰り返しに突破口が作れる流れになっていきそうかも♪」と次話以降への興味がそそられる展開になっていきます。
そう考えると、無料ギフト券が無いパターンで読んだ人の場合を考慮して(今流行りのパターンなだけでつまらない…というレビューもあったので)、通常の無料話数を最初からもう数話程(最低でも5〜6話くらい)増やしてそれに+無料ギフト券付けてみたら読者の反応が違ってくるかなと思いました。
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99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!? ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~