2.0
若見えと老け見えの時が混在していて混乱
無料の二話分しか読んでませんが、すごく珍妙な感じです。
年相応に老けた自覚がなかった子供部屋オバサンが、それを自覚して心機一転。
若くないのに世間知らずの自分自身を受け入れて頑張る物語、かと思いましたが……。
40歳でも実際に若く見える年齢不詳な人もいるので、この主人公もそんな感じかと思って読み進めてました。
(登場してからずっと、童顔っぽいデカ目、ほうれい線も無いように描かれていたので)
なのに、美容院と駅のトイレで鏡に向かったら、
急に自分がシミだらけでほうれい線クッキリの老け見えオバサンだと自覚したらしく、
その時は老け見えオバサンに描かれる。
これは「それまでは自分が老け見えオバサンであるという認識がなかったからで、
一旦自分自身を正しく認識できるようになったら、
その後は正確に、老け見えオバサンとして描かれる」のかと思ったら、そうじゃない。
もう老け見えの自分にショックを受けたのに、その後なぜかまた、
デカ目でほうれい線のない、年齢不詳のルックスに戻ったように描かれる。
なんじゃこりゃ?
コロコロ変わるルックスの描き方は、主人公が自分を客観視できないことを表現しているのか?という気もするけど、
他者が主人公を見た時と、主人公が自分自身を見た時を描き分けていないので、読者として困惑します。
主人公は結局、自分が老け見えオバサンであるという事実を受け入れたのか、
そうじゃない(まだ認めたくなくて抵抗している?)のか。
そこがちゃんと分かるように描いてください。
設定やプロット自体は面白いと思うので。
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よそとせ自立