3.0
ツッコミどころが幾つかある
・転生の意味とブレブレな路線
・アイの魅力の伝わらなさ
・あかねのキャラが変わりすぎ
この2つが引っかかります。
まず、転生設定に関して。
先生がアラサーでアイドルの子供になってる状況のキモ…異様さについてはフィクションだから気にしません。ただ、そもそもファンタジーに振り切りたいのか、リアル路線でいきたいのかブレブレで分からない。こっちはどういうスタンスでこの物語を見ればいいか正直困ります。
恋愛リアリティーショーからのネット誹謗中傷問題や脚本問題は非常に、非常に非常に"リアル"です。現実にも似たような、ほぼ同じことが起きているのでほとんど現実なんです。その描き方がとても評価できる。
しかし、一方では転生や謎の力、ツクヨミとかいう何か知ってそうな謎の子供、そういう超自然的な現象は現実の真逆をいく存在。リアリティが際立つからこそ、ファンタジーが悪い意味で浮いているように感じた。転生の設定なくても、子供が親の復讐をする話で十分だったのでは?
次に、アイの魅力がイマイチ伝わらない。
作中でアイのアイドルとしての何か物凄いエピソードがあったり、人としての凄みを感じられる事が一切なく、10代でどこの誰とも知らない相手との子供ができて、そして誰かに殺されてる。
うーん……思い入れがないまま死んでるとどう感情移入すればいいのか困るんだ。しなくてもいいのだろうが、アイは凄かった!!とされているから、少なくともアイドルとしての魅力が伝わってないとダメだと思う。一巻はアイ中心で、そのラストに主人公が子供たちに切り替わる感じでも良かった気がするんだけどなぁ〜
・あかねちゃん、キャラどうした!?!?最初のリアリティショーの時のあかねちゃんが好きだったんですが、物語が進むにつれてだんだんヤバめのオンナに…キャラを尖らせるにしても、ぶっ飛びすぎでは…?
正直初期あかねちゃんが好きだったので、残念でした……
あと、私は姫川のアニキとアクアとルビーの三人のゆるふわ日常系コメディーが読みたいです。はい。姫川大輝が好きなので……
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【推しの子】