子供の頃犬を飼っていました。父が犬好きだったのだと思います。けれど転勤で引っ越すことになり、犬は飼えない社宅住まいとなりました。それから約30年、結婚し子供が生まれ、3人目の子が小学校に上がる頃、近所で仔犬が産まれ飼い主を探していると聞き、いただくことにしました。雑種で、ふわふわの狐のような容姿の、とても賢い穏やかな雌でした。家族で外出するバーベキューやキャンプには何時も同行していました。それから7年後黒ラブの雄、その半年後にはミニチュアダックスの雌と8年ほど3頭を飼い、15歳9ヶ月で最初の子が死に黒ラブはなんと16歳5ヶ月、ダックスの子は13歳4ヶ月。今その間に飼い始めた子が2頭。思い出して涙が出ました。
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犬と暮らせば―しっぽが教えてくれた大切なこと―
012話
第六話 2