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大正時代、金に困った伯爵家の娘・ハルは13歳年上で、女性嫌いで恐ろしい「鬼の将校」と噂されている、男爵家の長男頼純との結婚を無理やり命じられる。
冷たい両親とハルに邪な愛情を持つ義兄のいる伯爵家に二度と戻りたくないハルは、頼純との間に1年以内に妊娠しようと心を決めた。
愛のない政略結婚だとしても「頼純様のことを知り、心を通わせてみよう」と思うハルだった。
そんなハルのことが、だんだんと気になり始める頼純だった。
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偽りの花嫁は愛を孕む