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励まされました
大阪に生まれ育ち、今も大阪に住み、大阪弁が大好きな私にとって、この物語に散りばめられている瀬戸内弁?は、大阪弁にも通じる言葉で、読んでいてとても馴染み深く心地よいものです。
忘れていた大阪弁、今はもう使わなくなった大阪弁も、読むたびに思い出し、気づかせてもらえてありがたいです。
今はもう、標準語?やらが入り乱れて、大阪の町でも、生粋の大阪弁を使う人は少なくなったようで、時代の流れかな、寂しいです。
親が娘を売りに出す、それが合法の時代があった、そこまで貧窮する農村の暮らしがあった、何もかも知らないことばかり、この物語で教えてもらいました。
暮らしの為、家族の為、身を犠牲にするしかなかった娘たちを、女郎だからと蔑み、忌み嫌うような風潮は、狂ってるな、と。本当なら、労り慰め、称えられるべき存在のはず。
非業な時代に、不運を背負いながら、逞しく生き抜く女性たち、そうした存在があった、時代があった、過去に押し流されてしまっても、忘れてはいけない、貴重な物語。
ふと開いた漫画だったのに、昔の日本を知ることが出来た、読めて良かった。
今の我が身を振り返ってみれば、甘えるなっ、て、巴姐さんに叱られそうだから、私も、今の境遇を嘆かず、力強く生きていきたい。
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声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~(分冊版)