5.0
本当に好き
中学生だった頃、るろうに剣心にはまり、作者が紹介していた燃えよ剣を読み、それがきっかけで維新志士側ではなく新選組の沼にはまってしまいました。以降新選組を扱う作品を沢山読み漁ってきましたが、数多ある新選組作品の中でも、時代考証のされ方が断トツで、この作品を読むと他の作品が薄っぺらく感じてしまう程でした。読むたびにまるで今現実に体験しているかのような気持ちにさせられます。
またこの作品の中の沖田総司像は本当にカッコよかった。特に前半の明るく、強く、厳しく、そして誰よりも優しい沖田総司像は今までの作品で出会った沖田総司の中でも1、2を争うほど好きでした。後半弱さを見せ始めたころからも、それはそれで人間らしく良いのですが、…
そしてたくさんの方が書いていますが、最終話は自分も個人的に受け入れ難く、連載が終了した直後からショックすぎて、大好きな作品だったのに読み返す事が出来なくなっていたのですが、最近ふと読み返してやはり面白すぎて一気に読んでしまいました。最終話は何度読んでもショック…こどもは沖田総司の生まれ変わりに違いないと思う事でなんとか納得しました。とは言え何年経っても色褪せない大好きな作品に変わりありません。間違いなく名作だと思います。
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風光る