3.0
辛くなる
大学に行きたくてアルバイトで学費を貯めていたのなら、生活保護費が18歳で打ち切られるとわかっていたのなら、母親が亡くなるとは関係なく、職住が確保される新聞奨学生になることは考えなかったのだろうか。他にも選択肢があったのではないだろうか。
設定に無理があるところが気になる。
簡単に大学に進学することをあきらめてしまったことにも、自ら貧困の道から脱却することを閉ざしてしまったように見える状況も疑問がある。
もっと周りに相談できる人がいなかったのだろうか。担任や親戚等、行政が簡単に切り捨てる描写にも疑問を感じる。
主人公が頭がいいのなら、そういったことも考えていると思えるのだが…
先に希望のない漫画は読んでいると辛くなるので、たまに続きを読むぐらいだが、そのうち読まなくなると思う。
給料が増えないにも関わらず、増えるばかりの税金や社会保険料、物価高や円安、外国人への無償の奨学金や生活保護費の支給など不条理が多すぎて、この国に生きていることに夢も希望も持てない現状に鬱屈するばかりの毎日なので、現実を知ることは大事だと思うけれど、もっと楽しい漫画を読みたいと思った。
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