5.0
深い…
私はこの黒田というキャラが地味に嫌いで、連載一回目に清子さんを小馬鹿にするようなあだ名で呼んでいて、自分のミスを平気で押し付けている。
人の優しさに付け込んでそれを恥じもしない。
程度は違えど、あの毒母と同じタイプの人間だと思っている。
しかしここが作家さんの腕の妙を感じるのだが、まさにそのアホの黒田が原因で清子さんと行定部長の二人っきりのファーストコンタクト(出会いが)があったのだ。
そして清子さんと部長がひょんなことから同居して恋がスタートする運びになったのも、遠因はあの毒母にある
毒母にお金をタカられる⇒ぼろアパートにしか住めない⇒アパート取り壊し⇒同居⇒結果恋が始まる
現実の世界にも多分こういう事はあって、本人がまったく意図しないところで何がしかの役目役割を果たしている。
世の中、いい人さえいれば良いというものでもないのかな…と
善男善女ばかりでもバランスが崩れて世の中が成り立たないのかもしれない。
ストーリーは悪役がいないと基本成り立たない。
もしかしたら悪は悪でこの世に必要なのかもしれない。
そんな深いことまで考えさせてくれる作品です!(^^)!
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今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら