5.0
妊娠していなかった爽と妊娠が望めない瑠衣…女性として考えさせられます。瑠衣が持っていた薬は何を意味するものなのか…
爽と秋山は現実を見て、辛うじて踏み留まっているのに対し、瑠衣と一真は…彼らはどこまで落ちていくのだろう…
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妊娠していなかった爽と妊娠が望めない瑠衣…女性として考えさせられます。瑠衣が持っていた薬は何を意味するものなのか…
爽と秋山は現実を見て、辛うじて踏み留まっているのに対し、瑠衣と一真は…彼らはどこまで落ちていくのだろう…
それぞれの思いが交差する回でした。
( )は、私の個人的な感想…
・爽と瑠衣…爽と他愛のない会話から探りを入れる瑠衣。
(何でも話し合える友人関係だったらどれだけ良かったか!)
・爽と一真…記念日を大切に祝う、一見素敵な夫婦。
(一真が不倫さえしてなければ…)
・瑠衣と一真…彼女を求め、彼女のわがままを聴く彼。
(何のしがらみもなく、単純な恋人同士だったら…)
・爽と秋山…学生時代の純粋な恋愛を秘めている二人。
(もしお互い結婚していなければ…)
チートンの未来ちゃん…瑠衣のふとした表情を見たところも気になりました。
それぞれのこの危うい状況…どうなっていくのか先が気になります。
複雑な事情があったようです…
お父さん…こうなってしまった以上、一人で抱えないで、誰かに相談するなりして、妻と瑠衣の母親にきちんと折り合いをつけるべきだったように思います。
大人に振り回された娘たちがこれでは不幸ですね…
それにしても…親たちの過去話(男女の話)なんて、聴きたくないでしょうし…聴かせている親たちもどうかしている…
まぁ…読者としては、事情がわかって良かったのですが…
今回も読み応えがありました。
友人(若菜)が事が事だけにずっと言えなかった気持ち…またその気持ちを理解しながらも、悔しくもどかしい爽の気持ちがよく伝わって来ました。
一方の一真と瑠衣…一真は、やはり妻(爽)とは別れなくない様子…さて、この不倫についてどう決着させるのかな…?
この夫婦…言いたくないこと、言えないことが多々(?)あるようで、それがこじれて行きそうですね。
しかし…妻の不在中に不倫相手(瑠衣)を入れるとは…
爽に同情的に読んでいると、一真と瑠衣が本当にひどい人たちに見えてしまう…
夫の嘘が上手過ぎて、これでは爽は見破れないよね。知らぬが仏なのか…どうなのか…次の展開をお待ちしています。
爽と一真…ここに来てようやく腹を割った話ができたこと。また一真の変わり様が胸に刺さる内容でした。理想としては何でも話し合える夫婦…実際は距離ができたことで本音が言える…何とも皮肉で、距離感の不思議なところです。…また一真のご両親のことも知れた回でした。人を不幸にした息子、また両親も一定の制裁を受けていること、それに向き合って行く一真…今後の展開が気になりますね。
夫が自分のことより他の女性ばかり気にしていたら、確かに妻としては複雑な気持ちになりそうね…しかも、美和子としては、余り関わりたくない人(夫の元彼女の爽と…自分をじわじわと追い詰める義妹瑠衣)のことで、心ここに有らず状態ですから、つい感情的になっていまう…といったところでしょうか。この夫婦はどう向き合った行くのか気になります。
爽の悔しさ、悲しさ…どう反応して良いかわからない夫…夫の過去を知りながら、伝えるべだったかどうか葛藤し続けていた友人…またそれらを嘲笑うかのような瑠衣…それらの描写がとても現実的でした。どうなっていくのか、もう目が離せません!
ここまで読みました。読み始めは…美波ちゃんが数年間似鳥先生に思いを寄せ、猛アプローチ。しかし、なかなか成就せず…痛々しく、もどかしい展開でもありました。今は二人の思いが通じ合い…毎回読むのが楽しみになっています。ここに来て読み返すと、嫉妬心や相手を思う気持ち・過去の恋愛等がわかりやすく描かれているところも良いです。時に文学を用いて例えるところが素敵ですね。
ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~
034話
Episode 16(2)