5.0
すごく考えさせられた漫画
初回から最終話まで一気に読みました。
いじめに関する本音や建て前、加害者と被害者の親達。
読み始めは、ちょっとした軽い無視程度だと思っていたので、その程度ならよくある話だよね?と思いました。
(それでも本人が辛ければ、当然いじめになりますが)
しかし、いじめ内容が机に花を置く、いわゆる葬式ごっこ。これは被害者の心の傷は死ぬまで続きますよ。
いじめ加害者の親は、感情のあるまともな人。しかし、世の中こんな親ばかりではない。自分の娘を正当化して叱る事さえせず、言いなりになるような親もいると思います。自身がいじめられていたからこそ、被害者の気持ちがわかるのでしょう。
SNSの怖さも描かれている。
人間、誰しもが、被害者、加害者、傍観者になりえる。すぐに立場が入れ替わる。
いじめは絶対にしてはいけない、という教育はもちろんですが、いじめが起きた後にどう対処すべきか考えさせられる漫画だと思います。何が答えなのか、正しいのか。。
最後に響いた言葉があります。
加害者の母親が娘に、「この子を守る」ではなく「この子と一緒に背負う」と思った事。
いじめ被害者の傷は一生、消える事はない。
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娘がいじめをしていました