4.0
行政書士有資格者からの観点
フィクションのお話としては実に面白い。
ただ、現実に法的に考えた場合は首をかしげる部分も多々ある。
まあ独自に開発したアプリをスマホに入れておいて録画していたという点は有り得る話としても、労働問題でも黙って録音していた内容は信義則に違反して証拠としては採用できないとか言われるくらいなわけで……
後、未成年相手に法的手段に訴えたとしても、その責任を問われるのは保護者。
公にするとしても、責任を問うなら保護者に向かって問う事になりますね。
まぁネットにいじめの現場の動画が流れれば確かに彼ら彼女らは破滅するだろうけど、それを弁護士がネットにUPするというのは相当リスキーだし、それこそ発信者開示請求喰らって損賠請求に発展する可能性が……
さて、ここから先は法的な話からは少し離れます。
正直、小学校中学校の頃なんて「いじめは、あって当たり前」で、私らの時代の時はそう言う奴はぶっ飛ばされて終わりだった。
しかし今はいじめの現場を見つけても、加害者を小突くことすら許されない時代。
じゃあどうするか。
いじめ主犯者側を停学なり退学なりの処分に持って行かせようと言うのは一定の説得力はある話だと思う。
ただ、それを社会に訴えるとしても加害者・被害者ともに匿名で描くのが精一杯だろうしねぇ……
『学校に警察や弁護士をもっと介入させるべき』と言う主張については、納得できる内容です。
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この学校には、弁護士が必要です