5.0
読むたびに気づく優しさがある
小学生の頃リアルタイムで出会い、1話目からハマり、次の号が出るまで待ち遠しくて待ち遠しくて、いつもワクワクドキドキしていました。2人がいつ相手の正体に気付くんだろう。どうして好きなのに意地をはるのだろうと。
社会人になった頃、友人が揃えていた単行本を借りて一気読み。泣いて笑って考えて。特に正体に気づいた後のもどかしくも、変わらない愛情に涙しました。
そして、この度、又久しぶりに読み始めました。
生きるって、自分の力だけでは無理。人との繋がりの多さ深さが人生を切り開いていくんだなと。人との繋がりにおいて、何度も何度も間違えて傷ついて傷つけて。それを乗り越えて育まれる絆は何よりも、自らを育て自らを強くしてくれる。
誰もがそうできるわけではなく、自分自身が人を信じ、相手も信じてくれてこそなのだと思う。自分の誤りを寛容に受け止め待ってくれる人がいる幸せ。そしてそれに気づいた時、感謝し表現できる素直さ。優しさにもいろいろな形と表現があるのだと気付かされ、読む度に新しい発見ができる作品です。
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BASARA