この話って隣の微熱を読み飛ばしてるとストーリーの解釈に各自齟齬が生まれてバラバラな感想になってしまいそうですよね。それにしたって前半平良さんとのエピソードに全振りしすぎて今さら真霜くんとの関係を描かれても戸惑う読者がいるのは無理ないと思います。主人公との本質的な寄り添い方、誠実な関係性の維持をしてきたという意味で真霜くんは一貫してたと思いますが、それに主人公が気付かずに表面的に可愛くて扱いやすくて優しい平良さんに夢中になっていた、そしてそれに今頃気付いた、というのはわかるのですが話が長すぎる…
平良さんは主人公を好きなのはわかるのですが、冷静に読むと時間もルーズで何ごとも金で解決で、主人公の願いを叶えるという意味で懸命に頑張っていたり寄り添っていたと感じられる部分がこれまで全くなく、応援できる要素はありません。お互いカラダ目当てにしか見えない、都合良い性欲の発散相手だったのかな、と。逆に真霜くんは自分をさておき全て主人公主体で動きすぎて、なのにそれを自分本位で独りよがりと読者に揶揄されるキャラ設定に前半されてしまったことが非常に残念ポイントだと思いました。個人的には真霜くんに幸せになってほしいですが、他の女性と幸せになってくれた方がスカッとしそうだなとすら思います。おそらく平良さん推しの人もそうだと思います。
理由としては主人公がどこか現代によくいる身勝手な男キャラって感じで別に幸せになってほしくないからかも…
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200m先の熱
181話
VOL.35(5)