平良さんは吉家さんのことわかったように言ってるけどそれは数年付き合いないと言えないことですよね。人生にはハレとケがありますが、どん底の吉家さんを見たことないのに勝手に『できる人』扱いするのは決めつけにすぎないし、「べき」口調も読んでて抵抗感があります。自分のことはたくさん喋ってたけど吉家さんのご両親のこと、どうやって立ち直ってきたかなど、相手の話を聞いてきたことは平良さんないですよね。逆に真霜くんは自分の母親のことを既に高校生の頃から淡々と喋ってた。2人の自認の決定的な違いはそこでしょう。平良さんは自分がいつも『被害者』で真霜くんは『加害者』なんです。平良さんは修正チャンスを失ってきたし、真霜くんはそれ故に拗れて受け身にしかなれない。この2人に限らず人ってどちらかの自認に偏りがちですよね。
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200m先の熱
200話
VOL.39(5)