5.0
「みそらさんすきですおれをわすれないで」
黄瀬くんのこの手紙、何度見ても泣ける。
どんな思いで書いたのか…鬼にされて相当悔しかったと思う。
灰原も美空も諦めずに黄瀬くんやぼたんちゃん達を助けに来て、黄瀬くんの鬼化がここまでとは思わなかったと思う。
こんなになるまで鬼にする薬を与え続けて、本当に柴たちは狂ってる。
「あんたたちの方がよっぽど鬼よ!」
美空が言う言葉が正しいし、美空達からしたら何がしたいの?って思うよ。
エリカも変わらない喋り方。
「…そうねぇこんな見た目でも人として扱うべきよねぇ。今助けてあげる」
薬を元から持ってたって事は、黄瀬くんを最初からあの場で始末する事しか考えて無かったって事だろ。取り出して一度にあそこまでするって…人を人とも思ってない証拠。柴と顔無し鬼しか存在を認めてないって事だろ。
灰原も黄瀬くんの最後が瞬時に分かって美空に見せない様にする咄嗟の判断も、灰原は悪い予感がしての事だっただろうし、灰原の気持ちも考えただけで辛い。
「最初から柴家に鬼を人に戻す術は無かったんですよね。だから彼をここに閉じ込めた…けれど仮にも2年は生かしておいたんですよね。それを今終わらせる必要があったんですか?俺と…美空さんの目の前でっ」
「だからよぉ。思い出になったでしょう?」
この灰原とエリカのやり取り、灰原も相当悔しくて憎く思った顔をしてるし、エリカは皆の反応を見て遊んで喜んでるし、こっちもめちゃめちゃエリカを憎いと思う。
「○す○す○す柴もあんたも」
美空がエリカを憎悪してるのが顔を見て分かるくらい怖い顔になってる…
エリカを成敗するには何が止めになるのか…
成敗するきっかけは見つかるんだろうか…
それと、これから柴に再会するの?
あの火事からどうやって今生きてるのか理由は想像出来るけど…柴も成敗するきっかけもあるんだろうか…
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