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中学生〜大学生まで、夢中で読んだ恋愛カタログ。青春時代を一緒に駆け抜けてくれた実果や高田くん、もちろん笹錦さんに、こんな形で再開できるなんて！！幸せな気持ちでいっぱいになりました。
永田正美先生の作品は、大きな物語の展開はもちろん面白いですが、セリフにもならない登場人物の呟きや動きがコマの中にさりげなく描写されていて、そこが本当にツボです。種ちゃんと隆司のしょうもないやり取りの続きが、コマの隅っこの方ちゃんと描いてあって、最高にセンスを感じます。もちろん、この作品でも健在！
物語の展開とともに楽しんでみてください。
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5.0
中学生の頃この作品に出会い、高校生、大学生と実果と一緒に成長しながら、時に自分自身の恋愛や進路の悩みとオーバーラップさせながら読んでいました。青春時代を一緒に駆け抜けてくれた作品です。
初めは私よりお姉さんだった実果の年齢に追いつき、いつの間にか追い越してしまい、（私自身が）社会人になったのをきっかけに作品のラストを読むことなくお休みしていましたが、15年越しに実果と高田くんの結末を知ることができました。懐かしく幸せな気持ちでいっぱいになりました。
今は、漫画でもドラマでも自分の足でしっかり立って生きている強い女性の物語が求められる時代かもしれません。主人公にそういう女性像を求めておられる方は、実果の優柔不断さや他力本願なところが歯痒く感じ、共感しづらいかもしれません。ただ、カッコいい生き方には憧れるけど、実際は甘えたいことも弱音を吐きたいことも助けて欲しいこともたくさんあるのが人生。そういう意味で実果の日常や悩みはとてもリアルなものだし、そこに一喜一憂しながらドタバタしている実果は等身大の女の子で、私は好きですし、高田くんに愛されている実果が羨ましくもありました。
何より高田くんが、いいです。甘過ぎず、冷た過ぎず、夢見過ぎず、だからといって冷めているわけでもなく、時折見せるヤキモチや少年っぽさにくすぐられます。バランスの取れた大人の男性です。（高校生ですが）
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笹錦さんと30歳の悩める仲間たち～恋愛カタログ番外編～