5.0
いつの時代も
この漫画を読んで感じたのは、時代がどんなに進化しても、いじめは変わらないなぁってこと。SNSが出来て、余計にややこしくなって、なのに精神みたいなものは進化しないんだなって思いました。
自分が虐められたのは、もう30年以上も前のことだけど、いまだに鮮明に覚えています。当時はネットなんて、普及してなかったけど、それでも地域の全員が、自分が虐められるような人間だってことを、知られている気がして、正直人と関わることが苦痛でした。
虐めっていじめっこといじめられっこじゃないんです。いじめられっこと、その他助けてくれない全員なんです。「私の子は虐めてない」ってなに?って正直思います。虐めを見て笑ってなくても、参加してなくても、助けてくれない時点で、すでに虐めてるんです。
自分には助けてくれた人が、一人だけいました。その時はそれすら信用できなくて、いじめっこと同類に思ってしまって、大人になって初めて助けてくれたことに気付きました。あの時気付いたら、何か変わっていたかもしれません。少なくとも、一人でも味方がいると気付けたら、それでも学校や周囲と繋がろうとする事に、決別できたかもしれません。
ただ、この漫画を見て、自分はいじめっこがいじめてきたときのことだけじゃなく、その時回りでひそひそしながら、遠巻きにその様子を見ていた全員を忘れていないことを、改めて実感しました。許すつもりがないことも、自覚しました。30年以上も経って、若い時に負った傷は、人と関わる度に足枷になっています。人と親密になることを拒んでしまっています。ネットに晒すとかじゃなく、それだけ重大な罪であることを知ってほしいって思いました。
長文失礼します。
- 73
娘がいじめをしていました