表紙の男の子の顔の濃さに暑苦しさを感じ敬遠してましたが、井上佐藤さんの10DANCEのファンでダンスの世界に魅力を感じていたので、試しに読んでみたらびっくり面白い!
ダンスの才能に恵まれながら世間一般の「男らしさ」のテンプレに惑わされ自身を否定して来た主人公が、とある出会いから高みを目指すのですが、揺れる思春期の年頃の描き方が秀逸です。
踊れること以外はごく普通の少年で、思慮も浅く欠点も満載なのが却ってリアリティがあって読ませます。物語のスピード感も動きのあるダンス描写と相まって次はどうなる?とワクワクさせてくれます。
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ダンス・ダンス・ダンスール
018話
第15幕