5.0
とても切なく美しい話です
とても感動しました。
あまり好きな絵ではなかったので、途中読むのをやめようかと思ったのですが、最後まで読んで良かった。
アニメも更に良かったです。
最期の手紙ですが、受け取ったのが雪の降る冬、読んだのが桜の舞う春でした。
椿ちゃんが心配していたので、おそらくその間の公生くんはずっと沈んでいたのではないかなと思います。
手紙を読んだ後の、かをちゃんと会話しながらのピアノのシーンで、小春ちゃんが公生くんをカッコいいと言ったり、色っぽくなったと紘子さんが言ったのは、やはり手紙の影響があるのだと思うのです。
両想いだったことを知り、そこからまた新しい恋が始まったのかなと。
公生くんはこの先一人で生きていくのかなと思いました。
ピアニストである限り、かをちゃんといつでも会えるので。
けど、たった一人、同じコンクールでかをちゃんと同じ気持ちを持った人がいます。
井川さん。
公生くんと繋がっていれば、いつかは5歳の時のコンクールの話が出ると思います。
公生くんはその時、かをちゃんの隣にいたのが井川さんだと分かります。
そうやってかをちゃんの存在が皆んなに広がって行って欲しいのです。
あと、公生くん、かをちゃんが好きだと本人に伝えて欲しかった(映画版は伝えてるのが良かった)。
アニメの手紙のシーンは、キラメキ 公生とかをり演奏verがとても切なく、何十回観ても涙が溢れるくらい良かった。
とてもとても良い作品です。
読み終えてから2週間以上経ちますが、まだまだ切なさが消えません。
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四月は君の嘘