4.0
心理描写が面白く、感情移入しやすい作品
話の序盤は主人公がただただ可哀想だし、海根はクズ過ぎるし、なんやこの作品…とか思って読んでました。
そんなこと思いながらも次へ次へと購入していくにつれ、主人公だけじゃなく様々な登場人物に感情移入していき、特に失踪した海根を探していたときに母親に遭遇した時の反応とかグッと来てしまいました。
最終的に元に戻れてハッピーエンドを迎え、海根にも救いのある少女漫画らしいエンドで読んでいて楽しかったです。
起承転結もわかりやすく、あまりマンガを読まない方にもおススメできます。
ただ、終盤の赤月があと2回しか無いという設定は、終盤の盛り上がりから緊張感を演出するためだと思いますが、個人的にはあの終わり方なら要らなかったと思います。
- 1
宇宙を駆けるよだか