5.0
単純な面白い漫画、ではない。
広告でたまに流れてきていて面白そうと気にはなっていて読んでみるとあら、びっくり。
この漫画、ただ面白い漫画では無かった。
ヒューマンジー(人間とチンパンジー)として生まれた主人公のチャーリーはそれぞれ人間とチンパンジーよりも遥かに高い知能と身体能力を持っていてはっきり言って最強なのですが、それは決して良い事だけではなくとても複雑でした。
漫画の中では大きくヴィーガンの話を題材にしています
この物語を読んで動物と人間の事についてすごく考えるようになりました。
たしかに動物によっては食べられてしまう動物やペット等、全く異なる扱いを受けています。人間の栄養分、幸福のために人間の判断で命を捨てられ食べられてしまう動物。逆に、ペットとして 一家族として亡くなるまで大事に扱われる動物。
しかし、虐待をされるペットもいる事は事実でペットとして飼われようが食用として飼われようがそれら全部動物自身の判断ではありません、あくまで人間の判断です。
動物の扱いは原則、物(モノ)であることにすぎません。
言葉を話し優位に立つ今の人間社会。
そんな中で、主人公チャーリーは半分人間で半分動物と言う複雑で難しい環境に置かれています。物語を読んでいくと様々な問題が出てきます、その度に難しい話もありますがとても考えさせられます。
実際、人間とチンパンジーが交配して生まれた言葉もコミュニケーションも取れるヒューマンジーなど架空の話で、もしもの存在に過ぎないのかもしれないですが、それでも、もしも本当にそんな事があるのだとしたら、私たち人間はどうするんだろう、私自身どう感じるのだろう。ヒューマンジーと親しくなれば…
半分動物である事は事実なのだから、動物の肉は食べなくなるのだろうか…
と、こんな風に色々な深く考えさせられる物語でした。
あまり、まとまりがないレビューですが、とにかく色々考えさせてくれる漫画でした。
そして、チャーリーが大好きになります!
最新話更新すごくすごく待ってます。早く読みたいです
ありがとうございます。
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ダーウィン事変