4.0
レポートのような作品かと
無料で読める52話まで読了いたしました。
原作未読ですが、おそらくレポートのような作品だったのでしょう。それを漫画にしたため、やや内容が硬く、平坦に感じます。
一歩間違えると「障がいがあれば犯罪者」と読み取ってしまいそうですが、そうではない、周囲の理解があれば本人も周囲も苦労なく過ごせる。
うちの子も小学校低学年の時多動症といわれ、診断してくれた施設では支援級を勧められましたが普通級の担任が「僕に任せて欲しい」とおっしゃってくれて、たくさん勉強をして対応してくれました。おかげでクラスメートにも受け入れてもらえ、本人も特性に気づき自分でなんとかする力が身に付きました。今でも感謝しています。
軽微な罪を繰り返したり、あるいはキレて見境いがなくなりやすい子は、境界だったり軽度だったりして気づきにくい障がいがある場合が多いかもしれません。障がいと気づかなくても、対応が上手な人が周りにいれば対象の子は生きやすいでしょう。それがなく頭ごなしに「お前は使えない」と怒られ続ければ、本人は辛いですよね。
周囲の対応が上手でも障がいの程度が重く社会に順応できない子は、少年院の延長で専用の作業場や工場を作って、そこで働かせれば本人のため、社会のためなのかしらと思いました。
被害者だって「障がいがあるから」と納得などできません、どうしても社会復帰が難しい人はひたすら褒めてもらえる特定の世界で生きていて欲しい。
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ケーキの切れない非行少年たち