4.0
やっと最終話…かと思ったら
よく見る愛人が他にいる貴族との政略結婚で後に溺愛される奴か?…と思ったら主人公は主人公で別に本命がいるという私好みの設定だったので、最新話まで購入して読み終えました。
最新話ネタバレするとやっとここまで来たね、お疲れ様~!ハッピーエンド🎉と思いきや……え?なに、……ていう状況ですね。
他の人も言ってたけど薔薇って言う割に、描写がパンジーっぽいのは白薔薇でも無理あるしその地方独自で作られてる薔薇なのかな……と思った。
あぁ~この人のことすっかり忘れてたけどもういいんじゃない……という感じはあります。ジュディとウォルターが可哀想や。
⚠︎︎ここから下は感想です。(※ネタバレあります)
まず描かれる絵もそうなんですが、ジュディが綺麗でタフで挫けない芯の強い女性!!…こういう復讐物には欠かせない存在ですね。
政略結婚の裏には最愛の元婚約相手であるウォルターがいたってのも辛い。…けどそこがいい。ウォルターの偽名で手紙を送り続けてたのは泣いた。
ジュディ大好きで、後々なんか体も(胸も)共に逞しくなってくウォルターがエッチで……それでありながら、旦那であるレナードにジュディとの相思相愛の見せつける牽制さもあってありがとうございます…という気持ち。ジュディが赤面する相手であり可愛くなる面が多く見られる、有難い。
結婚して間もなく離婚契約()を持ちかけたふんぞり返るレナードが、諸々あっての主人公に惹かれつつ気持ちに気づくけど、主人公を守りたかったものとは最後まで告げずにツンデレで立ち去るのは…レナード、お前……とウォルター推しの私はよろめきそうになった。
ミランダも秀才ながら「私だって商会の仕事くらいできるわよ!」って文句言ってた癖に、やっとの思いでレナードとの結婚が叶った後は、仕事に一切手は付けず貴族生活をのらりくらりと楽しんでた…それも本来の成りたい姿だったのだなって。
秀才になったのは自分の価値を固める為と、貴族へ復讐する為の成る可くしてなったものなのに、結局貴族へ復讐するどころかその身に成ったら落ち着いてしまうのも皮肉だなって思った。
復讐する相手チェンジされてしまってるしね…
秀才というよりずる賢さだけど、それで商会長になってジュディと対決ってストーリーは見たくないので、この泥棒猫!ってのたうち回るライバルヒロインポジでいいと思う。これが悪役令嬢ってやつ?……
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復讐は離婚の後で