5.0
涙腺崩壊の危機、再び
作者さんの名作「52ヘルツの共振」を読んでファンになり、今回も配信のお知らせ早々、読ませていただきました。当然、今回もイッキ読み&涙腺崩壊となり、その勢いのままレビューしてます(笑)
ユキとシノは幼馴染みで高校も同級生で、だけど付かず離れずの関係をあえて保ってきた友達どうし。そんな2人が大学進学と同時にたまたま「同居」し、それが「同棲」となるまでのお話です。
ユキとシノの中に秘められたお互いの熱が、ユキの自覚によって重なり合っていく様子が丁寧に描かれていて、作品の中の言葉一つひとつに胸を打たれました。ユキとシノのお互いを見つめる眼差しが、とても優しくて愛おしげで更に心を揺さぶられ、結果的にストーリーの真ん中くらいからずっと涙目で、テイッシュの箱を横において読み進めていかなくてはなりませんでした。
作者さんの作品の魅力でもある熱や欲望をぐっと抑え込んだ心情表現が、本作品にも本当に効果的に使われていて、二人の視線が絡む度、シノの手がユキにほんの少し触れる度に涙が溢れる始末。
2人で出かけた先の海辺で、ユキがシノに抱かれる決意を伝えるシーンは、BL史上最も純粋なHのお誘いなんじゃないかなあ。
読み終わって軽く頭痛がするほど泣いてしまった本作品。心に深く深く刻まれる作品だと思います。
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4

おねがいヒーロー涙をみせて【電子限定描き下ろし付き】