27552位 ？
5.0
完璧な国王様に、完璧な令嬢。
ともすれば嫌みなキャラになってしまいそうなのに、二人とも真面目でまっすぐすぎる気性ゆえにむしろ恋愛面では不器用でかわいい。
周りから結ばれることを熱望されまくっている状況での、両片想い。
なんとも面倒くさくじれったいですが、最後に心から結ばれるまで、しっかりと盛り上げてくれる物語でした。
ストイックな国王様がうっかり据え膳に手を伸ばしちゃって、でも踏みとどまるところが好きです。
そして何より、義に篤くて強くて優しいウェスラー家の男性達が素敵です。かなり好みw
あとがきでちらっと作者さんがあげていた「その後のあれこれ」がまた良かったです。本当に、もう少しポイント上げてもいいからいろんな展開を読みたかった！
昨今流行りの「～が～したら～しました」ってタイトルに辟易気味なので、作者さんのタイトルへの思いには大きくうなずきました。
5
5.0
なんて狂おしい愛…
このお話だけは絶対ネタバレできません。
ありえないけど、切なすぎる。
本当に面白かったです。おすすめします。
0
3.0
独特な語り口とテンポが、好みが分かれるところだと思います。
私は「オオカミ殿下～」が結構好きだったので大丈夫だと思ったんですが、「お兄ちゃん」はあんまり受け付けなかったみたい。耐えまくる騎士は面白くはあったんだけど、ちょっと行き過ぎて最後は引いてしまいました。
ローティーンに見える成人女性の妹属性が大丈夫ならどうぞ。
ちっちゃい精霊クンはひたすら可愛いです。
4
4.0
表紙の皇太子サマのイラストがどうにも嫌いでずっと敬遠していましたが、この作者さんの他の作品がどれも面白いので思い切って読んでみました。
裏表ありすぎな外面完璧皇太子は、表紙の印象ほど嫌な感じじゃなかった。むしろ健気な努力の人笑
兄によく似た妹皇女が幸せになって欲しいなぁ
スピンオフの「強引すぎる王子様～」も面白かったので、また出たら読みたいです。
1
4.0
タイトルはメンズっぽく、イラストはラノベっぽく、ぱっと見て好みではない感じなんですが、あらすじを信じて読んでみました。中身はしっかり「歪んだ愛」のソーニャでした。
でも歪みがちょっと変化球なので、昏さはありつつお話は常に希望を感じて安心して読めます。読後感は明るく、過激や無理やりではなくお互いを求める愛があるのも良かったです。そういう意味ではソーニャらしくないともいえるのかも。
3
4.0
ヒロインは堪え忍びすぎ。
ヒーローは拗らせすぎ。
特に終盤のヒーローの病みようにはドン引きしました。
いい歳の大人で、やっていることは結構エグいのに精神的には子どもの癇癪みたいな感じがあり、二人の関係の危なっかしさが募る様を上手く物語の展開に乗せていっていると思いました。
ドン引きレベルの拗らせっぷりが嫌な方や受け付けない方もいるだろうと思うので、誰にでもおすすめとは言えず星4ですが、他に似たようなお話はなかなか無く、この作者さんならではの作品だと思います。
個人的にはたびたび読み返すお気に入りの１冊です。
4
5.0
第一部と第二部それぞれ上下巻あるのでかなり長いですが、すごく面白かったです！何度も読み返してます。
ヒロインとヒーローそれぞれのトラウマが拗れに拗れながら、少しずつ心を通わせ、最後には愛が成就する、その過程がまるで韓流とか昔の大映ドラマみたい。ヒロインの上品さがまたそういう世界観を醸し出しています。とにかく読みごたえがあります。
主人公に次々と立ちはだかる困難が、「やっぱりそうきたか～」という、良い意味で大映ドラマのお約束的な感じ。変にひねったりせず敵役はわかりやすく敵役。わかっていてもハラハラする王道のドラマです。
ただ、ヒロインとヒーローそれぞれの抱えている傷は相当深く重いです。ちょっとやそっとじゃ越えられない。だからこそこれだけの長い物語なのでしょう。TLって軽さではありません。じっくりどっぷり小説を読みたい方におすすめします。
4
4.0
作者さん初の現代モノだそうで、何となく言葉遣いが古めかしいというか…チャラついてなくて好きですが笑
エリート予備軍からドロップアウトして自分の道を切り拓くヒーローはかっこいい！現実離れし過ぎな大企業の社長とか財閥御曹司とかじゃなく中小商社をしっかり引っ張っている設定が良かったです。外見と裏腹な内面の優しさも素敵です。
猛獣に餌付けされていつの間にか懐いちゃうヒロインは可愛いです。
ヒーローとの初めてが随分あっさり流されたなぁとは思いましたが、それだけ惹かれるものがあって、最終的には抱えている過去を乗り越えて幸せになれたのだから良かったと思います。
後日譚が短いけれど充実していて、実母とのわだかまりや同僚のイジワルがちゃんと回収されていたのと、「彼」の意外な強かさなんかが書かれているのも良かったです。スッキリ終わりつつ余韻もある良作でした。
2
5.0
面白かったです。
ヒロインは7才位にとある川辺に流れ着いたところを拾われ施設で育ちますが、それまでの記憶がありません。成長して王都の侯爵家で働くようになり、初めて会ったはずの若き侯爵となぜかお互い惹かれあいます。
やがて失われた記憶の断片が戻り始めますが、それは血と業火と恐怖に塗れていて…
早い段階で予想はつきますが、それも承知の上で物語を楽しめました。
過不足なくきれいにまとまっています。
ヴィクトリアンな時代感が好みです。
2
4.0
「置き去り姫～」でこの作者さんにハマりました。
幼なじみの年下王子様が、美しく聡明な元男爵令嬢に執着しまくるというタイトルどおりのお話ですが、「結婚しました、はいオシマイ」ではなくそこからもう一波乱あります。なので結構ボリューム感があります。
考えもしなかった障害が立ち塞がることによって、想いがより深く強くなって…といった感じ。
問題の解決がちょっとご都合主義な感はありますが、まあハッピーエンドでいいのではと思いました。公爵様が幸せな余生を過ごせそうで良かったです。
今作は「暴君皇子～」のスピンオフ。そちらは未読ですが、「帝国が周辺国を支配していて、属国の王族の子弟は幼い頃から12年間帝国皇宮に出仕するのが義務」という世界でのお話です。今作の王子様も、前作のヒーローである皇太子に仕えていたという設定。
キラキラの王子様だけど自分よりさらに上の立場の人に長年仕えて働いた経験がある、っていうのはなかなか面白いな～と思いました。
イラストがすごく綺麗です。
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国王陛下とウェスラーの娘