5.0
きっと今も日本のどこかにあるのかな
どこかの田舎町にもしかしたら、今でもあるのかもしれない…今の乾いた時代であるからこそ、懐かしくホッとし、そう思わせる読後感でした。何気ない日常から後半のどうなるのかといったドキドキハラハラ感も一気に読み進むに値あり☆です。
天狗、鬼、狐、狸や白蛇…眷属たちやクラスメートたち、各種族派閥たちのキャラや何気ない会話も楽しく、主人公・秋姫の運命も、和らげてくれています。町の人々もこの非日常的にみえる現実をごくごく当たり前に受け入れてる様があまりにも普通で、ほっこりとした世界観を作り出しています♪(三郎坊の薬局でのくだりは特に良く表れてますね)
天狗道でのクライマックスは圧巻で、いよっ!待ってました!と笑
ハッピーエンド後も、あたりまえだけど、愛おしい時間が、ゆっくりと優しく流れていくんだなと、想像できる良いものでした。
わたし的に思い残すことは、天狗父ちゃんの素顔?天狗の仮面の下の顔が気になる!笑
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町でうわさの天狗の子