5.0
主人公が好き!
男に護られる可愛い女の子の話なのかなーと読み始めたら、主人公、17歳の女子高生、吉乃は頭が切れてとにかくカッコイイ。
霧島もかなり振り切れていて怖い位の存在で掴みどころの無い17歳男子ですが、吉乃と居ると可愛くみえてくる。17歳とは思えぬ吉乃のバランスの良さと艶っぽさ見たさに何度も繰り返して読んでしまう作品です。
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18476位 ?
男に護られる可愛い女の子の話なのかなーと読み始めたら、主人公、17歳の女子高生、吉乃は頭が切れてとにかくカッコイイ。
霧島もかなり振り切れていて怖い位の存在で掴みどころの無い17歳男子ですが、吉乃と居ると可愛くみえてくる。17歳とは思えぬ吉乃のバランスの良さと艶っぽさ見たさに何度も繰り返して読んでしまう作品です。
10代でこの作品に出会ったら、頭の沸いたおばさんが、、、とか思ってしまったかもしれません。
制服にノスタルジー感じちゃう年齢になった今、実らなかった想いも相まって、確実に歳を重ねて自分と同じ価値観で物事考えられる千葉兄と、制服の頃大好きだったヴィジュアルそのまんまで、自分を欲するパワー全開の千葉弟、
読んでる間はマチに憑依して進んでいく展開が楽しみで楽しくて夢中にならない訳が無い。。
こんな2択、贅沢すぎて人生2回欲しい。
矢印2人とも自分向いてるとか選べない。
いちいち千葉兄弟、ものすごく色っぽいし仕草がツボ過ぎる。最早千葉兄弟の仕草が自分のツボなんだと気付かされる有様。
これくらい想像力かきたくってくれる作品こそが少女漫画の真髄だと思います。
設定がほんとに秀悦です。すごいとこついてくるなぁ。
自分なりにいろんな結末パターンは考えましたが、さすがです。1番スコーンと落ちる結末です♡
今後、2人に待ち受けるもの山ほどありますが、最高のハッピーエンド。
千葉弟くんに幸せな顔をさせてあげられて、私はマチ同様、何だかんだ弟くんが好きだったんだと思いました。
私と同年代の方にはオススメの作品です。
タイトル見てその意味するところが何なのかピンとも来ず、読み始めました。
内容は、私自身思い当たる節ばかりで、、ページ進めるたびにいろんな場面で刺さる刺さる。
中学時代の自分最強みたいな勘違い。
挫折のたびに己を知って、唯一無二だって思い込んでた自分は思ったほど欲しがられなくて選ばれなくて、うっかり立ち直れないでいるともう座り込んだ高さでしか未来が見えなくなってどんどん自分自身が縮こまる。
そんな自分が恥ずかしくて、自信が持てなくて、必要以上に卑下もしてみて、また自分が嫌いになっていく。
恋愛にも自分が反映して、思い描いたロマンスとは真逆に走る。
説明のために書いて形に出してみましたが、主人公、私じゃないか?と思うほど笑。
ハジメテのお相手、本行くんは恐ろしく掴み所のない青年です。(鋭い洞察力を持っている一面もあります。こちらから見ていると、普段は小動物のような男性ですが、文才には長けていて必要なときに本人も見えてない本質を射抜くこと言える彼はとても魅力的です。)
が、そんな彼とだから主人公の寺田さんは本編でゆっくりと彼と自分を見つめていけるわけです。
絡んでくるライバル男子、長谷さんも過去にトラウマ抱えるクセあり男子。
3人の絡み方は少女マンガ王道な絡み方なので読み易いところです。
こんな設定で、少女マンガらしからぬ展開を繰り返し主人公は、本行くんなのか、長谷さんなのか揺れながら、失っていった自分の本当に欲しいものを見つけていく物語です。
そして初めに戻ってタイトルです。
私は最終話の主人公の心情綴った文章で気付くわけですが、
カカフカカ、「可か不可か」
らしいです。
満塁ホームラン打った気持ちでした。
打たれた気持ちではなくて、打った気持ちです。
スコーンと「なるほどーー」と。
すごく良い小説とか映画とか見た時と同じ爽快感です。
絵や、テンポには好き好きあると思いますが、
私はこの作品読んで良かったと思うとても良い作品だと思います。
友達にいたんです。
すいれんちゃんみたいにほんとは喋れるのに学校では話せない女の子。
ジェスチャーだけでコミュニケーションを取ってほんとうに伝えたいことは家に帰ってお手紙で書いてくる、そんな女の子。
なので、すいれんちゃんの設定にはすんなり入ることが出来ました。
他の方も書いているように好みは分かれるかもしれません。
でも物語には静かな時間が流れていて、主人公の心の動きに集中できます。
好きな人の前では喋れなくなる恋する女の子特有の感じとすいれんちゃんのしゃべれない自分に対する葛藤がリンクして、もう何とも言えなくなるというか。。
私も好きな子にはしゃべれなくなるし、なんなら近づくことも出来なくなった遠くから愛でていたい、、ってなっちゃうので、成就なんてしません笑。
すいれんちゃんの方が『蝶々になってあなたのそばにいきたい』なんて発想あって私よりも積極的。励まされちゃうなぁ。
情景と心理を絵と間で表現するというのでしょうか、この作家さんの『静』な世界が私はとても好きです。
川澄くんも硬派な男子で。
主人公の居ないところでの感情を漫画では描いてくれるから心の動きや彼の優しさ読み取れますが、実際ならどう攻めたらお近づきになれるのか分かんない系男子でしょうねー。うん、本人に好きってギア入んないと動かない系ですね。
こんな男子に好かれてみたい。
一緒に両想い楽しみたい。
川澄くんは本当にクラスに居そうな目立つ方じゃない物静かだけど、人知れず頑張ってる、女の子とは積極的に喋れないけれど、、自分をしっかりもっている素敵な男の子です。
2人の気持ちと距離感が近づくスピードがゆっくりなのも私には好感です。
最終話で
これまでの静かな流れから一気に動に動いたように思えて、読んでいて1人ぽつんと取り残されたように私には感じられました。
なので星をひとつだけとってあります。
本当に大好きな世界感で好きなお話なのですがごめんなさい、正直に。
学生時代に漫画から卒業し、離れていましたが20数年ぶりの衝撃でした。
面白い〜っ。
大人の恋愛漫画がこんなに面白いんだ!と思わせてくれた作品です。
この作家さんの描く主人公も男性も本当に好みで、一気に全ての作品読んでしまいましたが、とくに歩と谷地くんは私の中で最高です。
2人は恋愛の酸いも甘いもひと通り経験した過去があり、臆病になりながら、葛藤しながらお互いを思いやりながらでも静かに熱く関係性を未来へと繋げていこうとする姿がたまらなくきゅんきゅんして、そしてこんな恋愛したかったーと思う、憧れの2人が居る作品です笑。
私は歩のつくる丁寧なココアに魅了されて、以来ココアは練って淹れています。
定期的に繰り返し読みたくなる一押しの作品です。
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来世は他人がいい