5.0
どうなるのか心配
新選組、正直好きじゃないので、読むのをためらっていました。
読み始めて、これから待ち受ける悲劇に向かって、作者さんが何を物語に託そうとしているのかちょっと興味がわいています。
正確に言うと、架空の人物であるにおくんに、何を託そうとしているのか、ですかね。
新撰組をあまり好まないのは、集団が大きくなる時特有の変なルールを敷いて粛清を繰り返すからです。
私には、およそ組織というものに、あまりよい印象がありません。
それに、佐幕、倒幕、どちらにも正義があり、正しさをジャッジする事はできません。
けれど、武力行使する集団はやはり武力で現状を変えることを目的としています。
そこには必ず恐怖があります。
この物語がどのようにして、崩壊していく組織を描くのか、その期待値で★5です。
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青のミブロ