5.0
夢中で読んでしまいました!
平安時代が舞台の、同じ家に同じ日に産まれた、母の違う男女の兄弟の入れ替わりのお話です。
同じお話を元にされているであろう「ざ、ちぇんじ」も大好きで昔読み、懐かしく思い読み始めたら止まらず読み進んでしまいました!!
絵が綺麗で、展開もテンポも良く、登場人物全てが生き生きとしているようでした。
月並みですが、本当に楽しく、夢中になりました。
途中どうなるかハラハラしっぱなしですが、ハッピーエンドで読後感は幸せな気分です。
登場人物が「本当の私を生きる」ため、奔走するのですが、それは時と共に形を変えていきます。
でも、物語を通して「本当の私を生きるという願い」は変わらない根底にあるテーマで、現代を生きる私たちへのメッセージだとも感じます。
最後その願いが叶う形になるので、こちらまで幸せな気持ちになるのですね。
登場人物は皆それぞれに一生懸命で、昔の方々の心意気に触れ、今私たちが忘れてしまっている大切にしてきたものもあるかもしれないとも思いました。
とにかく良かった!もうその一言です。
是非たくさんの方に読んでほしいなぁ!
そしてさいとう先生の平安時代のお話もっと読んでみたいです💓
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とりかえ・ばや