5.0
憎しみと愛の物語
久しぶりに漫画を読んで泣きました。
まさかこんなに重厚で素晴らしい作品だとは。最期、宮本の小指を大事に持っていた近松。それぞれの登場人物にそれぞれの違った形の哀しさがあって、複雑に絡み合う様に惹きつけられずにはいられませんでした。
個人的には、他のレビューにはあまり書かれていないけど、向井さん超ナイス。1言えば100を悟るあのテンポ感が流石。あと出番は多くなかったけれど尾田も印象的でした。薬の更生施設に入った職員の女性の涙がまた、尾田にも人間味あふれる魅力があったのだろうと感じさせるものでした。アキラの魂が、現世での裁きを受けた後、どうか次は幸せな家庭に生まれ変わり、人間であることの喜びを知る日々を過ごすことができますように。
夜を徹しながら作品を堪能。眠気の中で、初めてWEBマンガサイトに感想を書くというのも忘れられない記憶になりそうです。
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雪人 YUKITO