4.0
ネット誹謗中傷の話は15話で完結。
15話まで読みました。
ネット誹謗中傷のお話です。
とりあえず勝って、お金も取れたけど、個人的にはスッキリしない終わり方でしたね。
自宅に踏み込まれ現金を徴収され、夫にもご近所にもバレることになりましたが、ここまでしても犯人は結局何も反省していないまま。
私は悪くない、悪いのはアイツだ、ネット上でもみんながそう言っている!と夫に理解を求めようとします。
この旦那さんが見捨てて離婚してくれれば少しはスッキリしたのに、旦那さんがとても優しい人で、家族だから話し合おう、一緒に謝りに行こうと言ってくれます。
ここで初めて、本当の謝罪の言葉が出ます。
たしかに旦那さんが家事や育児を手伝ってくれなくてストレスがあったのかもしれませんが、それは他人を有る事無い事言って誹謗中傷して良い理由には当然なりません。
犯人が改心したところで被害者が受けた傷が癒えることはなく、ネットに上がった内容は永遠に残り続けます。
そして、最後に書かれている通り、ネット上で顔も晒さず好き勝手言っていた大勢のうちの、たった1人が、少しダメージを受けただけです。
この1人がきっかけで、最も悪いのは事実ですが、その他の便乗した大勢も、被害者から見れば同じ犯罪者です。
しかし裁けるのは1人のみ。他の人も何人か裁こうと思えば出来るのでしょうが、莫大なお金がかか現実的でありません。
裁くことができるたった1人。
だからこそ、近所の人がこの事実をネット上に顔と共に晒し、旦那にも捨てられるというダメージを与えて欲しかったと、思ってしまう。
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しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~