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毒や呪いは伝染し、弱い者を選ぶ
まず自語りします。
祖母(90後)と元職場の女性先輩(40後)が作者の母、作者と同じタイプでした。
祖母は外ではニコニコの良い人を装い、家の中では愚痴とブチギレまくり。
元職場の女性先輩は機嫌の良し悪しの差が激しく、良い時は他人の悪口程度、悪い時は叫んで物に当たり散らしてました。大企業にもヤベーやついるんだな、このままでは自分の精神衛生上良くないなと思い数カ月で辞めました。
二人の共通点は以下の通りです。
・自分で自分のことを「いつも優しくて穏やかな人」だと本気で思っている
・何でも自分を正当化する
・自分が世界の中心
・性格や立場が自分より弱そうな人を「理性的に」選んで攻撃する
・弱そうな人に少しでも反撃される(例:「は?」と返事をする)だけでビクッと怯える
・弱そうな人に甘えっぱなし
・自分の言動や気持ちを省みない
・周囲に毒やストレスを撒き散らす
私が学生の頃母が若干毒入ってましたが、一人暮らしして物理的に距離を置くことで毒が抜け、私が何も言わなくても本人が「自分は毒親だった」と自覚しました。今はお互いにちょうどいい関係になっています。
人格者の祖父、恋人や周囲の友人たちに「女神」「見たことのないくらい優しくて良い人」と言って貰えることが多いです。当の私は「諦めてるだけなんだよな…」と思いますが、少しはマシな人間になれているだろうかと安心しています。
何が言いたいかというと、毒は毒を生み、呪いは呪いを伝染し、それらの被害者はいつも彼彼女らにとっての弱者であることです。
毒や呪いにかかった弱者は多少なりとも同じく、毒や呪いを撒き散らします。
では毒の人間にならないようにするにはどうすれば?
それは「今の自分の気持ちは何故こうなっているのか」という具体的な内省を何度もすること。早めに毒から物理的に距離を取ること。
内省してるのに!と思うのは自分にとって正しく内省できていないのだと思います。
作者も内省していますが、やり方が適切ではなかった(自分自身の本当に嫌な面に一歩踏み出して向き合わなかった)ために、モヤモヤイライラが解消できずそのまま「人や状況を選んで」キレています。
どう努力しても無理と思うなら、それでいいと思います。
ですが、その感情や愛情を受ける側にも拒否や距離を置くといった選択が自由にできるということを、忘れないでください。
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キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~