5.0
ある意味ヒーロー&ヒロイン逆転劇かと
88話まで完読したうえでの感想です。
これは、自己犠牲で全て丸く納めようとするレイヴン(ヒロイン)をエステレラ(ヒーロー)が横っ面叩いて連れ戻す話になるんだろうなと(違うかもしれない)
色んな登場人物が出てきますが、根底に横たわる諸悪の根源は男性優位な貴族制度。
エステレラはかなり異端な立ち位置なのでこの制度を受け入れざるを得ない令嬢達の一部から反発や嫌がらせを受けるのですが、そもそもの女性の立ち位置が(こと婚姻に関して)余りにも不利で、レイヴンがエステレラと添い遂げる夢を捨てざるを得なくなった理由もここにあります。
なので、エステレラに期待しちゃうのは、レイヴンの目を覚まして共に手を取る道を突き進むだけでなく、この制度そのものにも風穴を開けて貰いたい………ここまで大風呂敷広げちゃうと話が畳めなくなりそうだけど。
それだけエステレラの覚悟が尋常じゃないのは回を通して伝わるし、でもレイヴンもね〜、幼少期の両親の不仲、隊長の死、自身の置かれた運命…色んな積み重ねあっての今の諦念なのでそう簡単には絆されちゃくれないのですよ……もどかしいったらない でもだからこそ、乗り越えた先のカタルシスは格別であろう……と期待して読み進めています。
脇好きとしては執事ヘンリーと側近のケイトが目茶苦茶好きなのですが、皆登場人物生き生きとしていて(ある意味徹底的に悪な宮廷貴族の男どもも)読み返すのも楽しいです。
覚悟のキマった強い女性が邁進する展開がお好きな方にお勧めできるのではないかと…
常に尻に敷かれがちなレイヴン、しかしながら彼も男性としての矜持を剥き出しにするシーンもちょいちょいあって、個人的にはこれぞ下剋上…と似たついております(順序がおかしい)。
レイヴン妹のスワンちゃんが幸せになるためにはきっと、今の貴族制度と守護騎士制度が足枷になってるんだよな〜 幸せなスワンちゃんを見届けたい……何卒よろしくお願い申し上げます…………
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帝国一の悪女に溺愛がとまりません!